snort, smurf, spoof

個人的になぜか混同してしまう *1 用語について調べなおしてみた。

snort

OSSの侵入検知システム(IDS)。ネットワーク型であり、特定のネットワーク(例えば192.168.0.0/24)内を流れるパケットを全て監視する。
英語の原義としては、「鼻を鳴らす」。

spoof(ing)

なりすまし攻撃のこと。
英語の原義としては、「だます」「なりすます」。

IPスプーフィングは、IPパケットの送信元IPを偽装した攻撃。

ARPスプーフィングは、自ホスト以外へのARP要求パケットに対し、偽のARP応答パケットを返してキャッシュさせることで、別のホストになりすます(= 別のホスト宛のパケットを受け取れるようになる)攻撃。

Networkキーワード - ARPスプーフィング とは:ITpro
「IPスプーフィング」とは:ITpro


smurf

DoS攻撃の一種。
送信元IPアドレスを標的のサーバーに偽装したICMPパケットをブロードキャストして、その応答を標的サーバーに集中させ、標的サーバーやネットワークに負荷を与える。

送信元IPを偽装する点で、IPスプーフィングを利用した攻撃であるとも言える。

「smurf」とは:ITpro
「ICMP ECHO攻撃」とは:ITpro

*1:スペル的な意味で。

Arctic.js事件に学ぶOSSの定義

すごく今更な言及ですが。

株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:守安功、以下DeNA)は、人気ゲームタイトルで使用されているHTML5開発支援フレームワーク「Arctic.js」をオープンソースとして公開しました。

[http://dena.jp/press/2012/01/denahtml5arcticjs.php:title=DeNAHTML5開発支援フレームワーク「Arctic.js」を オープンソースとして公開 - [DeNA] 株式会社ディー・エヌ・エー]

DeNAが面白オープンソースソフトを公開→8時間後に普通のOSSに変更

単にソースコードを公開したソフトウェアではなく、ある特定の条件*1を満たすライセンスのソフトウェアがOSSである、ということを学ぶうえでのよい事例だと思いました(小学生並の感想)。

set clipboard=unnamed + ClipStorage = 太陽拳

gVimのvimrcに

set clipboard=unnamed 

と書いてあり、かつ ClipStorage というクリップボードソフトを使っていると、ヤンクやカットによってクリップボードレジスタ("*)にデータが行くたびにgVimの画面がフラッシュしてしまう*1
私はその対策として、clipboard=unnamed の設定を使わず、クリップボードに文字列を渡したい時は、明示的にそう操作するようにしている*2。このとき、

noremap cb "*

という設定を使うことで、操作に意味を付与して覚えやすくしている。

(例)「cbyy」= clip board に一行をコピー(yy)

*1:原因はよく分からない。

*2:そもそも、x とかで一文字削除するだけでクリップボードが上書きされるわけで、set clipboard=unnamed は個人的に好ましくない。

最近笑ったOSSライブラリのドキュメント

まさかOSSライブラリのドキュメントで笑うことがあるとは…。

Come on, you know how exceptions work. Why are you looking at this documentation?

[Declaration Syntax]
public ZipException(
string message
)

[Parameters]
message (String)
The message in the exception.

ZipException Constructor (message)

別に見たっていいじゃないかよー。

「Ruby(ルビー)」について―Ruby国際規格化の報道にふれて

ローマ字表記のまま文章に登場することがふつうであるIT用語は多い。プログラミング言語Cを「シー」と書く人はまずいないだろう。
しかし、それらが新聞や一般向け書籍などの媒体に登場するとき、カタカナだけで表記されることがある。何年か前には、新聞で「プログラミング言語ルビー」という表記をみて脱力した覚えがある*1
ただ、印象論ではあるが、最近は元々の英単語表記を重視して、ローマ字表記とカタカナ表記を併記する一般媒体も見られるように思う。
ここでは例として、Rubyの国際規格化に関する新聞社のウェブ記事を並べてみる。

日本生まれのプログラミング言語Ruby(ルビー)」が、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)の国際規格として認められた。広く使われている「C言語」や「COBOL(コボル)」などと同列になり (以下略)

朝日新聞デジタル 2012年4月2日18時39分

プログラミング言語「Ruby」が国際規格に認定

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2日、日本生まれのプログラミング言語Ruby(ルビー)」が国際標準化機構(ISO)などの国際規格として承認されたと発表した。

東京新聞 2012年4月2日 19時08分

「Ruby」が国際規格に 日本生まれの言語で初

情報処理推進機構は2日、コンピューター用のプログラミング言語Ruby(ルビー)」が国際規格として承認されたと発表した。

2012年4月2日22時02分 読売新聞

プログラミング言語「ルビー」、国際規格に

どれも "Ruby(ルビー)" という表記になっている。個人的に、これはいい傾向だと思う。
次は半角表記への移行だ。いつになるやら。

*1:それらの媒体としては、「英単語は全てカタカナで表記する決まり」「その単語を知らない一般人が読めるように」ということだろう。

「ggはファイルの先頭」←罠

gg
[count] 行目の最初の非空白文字に移動します(行指向)
カウントの前置がなければ最初の行に移動します。
'startofline' がセットされていなければ同じ桁位置に移動します。

Vim documentation: motion

つまり先頭行の先頭に空白文字があった場合、ggは最初の非空白文字に移動してしまい、本当のファイル先頭には移動しない。
本当のファイル先頭に移動したい場合は gg0 を使う。