飛行機が着陸するときに耳が痛くなる時は、息を止めて耳に空気を送ればいいよ

研究発表に行くために久しぶりに飛行機に乗ったら、着陸時にすごく耳が痛くなった。現地のホテルで対策を聞くと、「息を止めて耳に空気を送ればいい」といわれた。帰りの便ではその対策によって、事なきを得た。


戻ってきて調べたところ、「航空性中耳炎」という名前もついている症状であるとわかった。ホテルで聞いたのと同様、「息を止めて耳に空気を送る」ことで症状を和らげることができるということだ。

治 療:
 <軽症の場合>

(1) 水などを飲む

(2) アメなどをなめる

(3) ガムを噛む

(4) 欠伸をする

(5) 首を左右に動かしたり、アゴを上下に大きく動かす
やや重症の場合や上記の方法でも改善されない場合には、スキューバダイビングで用いられているいわゆる「耳抜き」(バルサルバ法)を行います。
バルサルバ法: 最初に鼻をかむ(この時、偶然治ることがあります)。次ぎに鼻を摘んで空気を吸込み、口を閉じて吸い込んだ息を耳へ送り込みます。
 この動作を耳が抜ける感じがするまで数回繰返します。なお、あまり強くやると鼓膜に傷をつけることになり、逆効果となりますので注意して下さい。何度やっても効果のない場合、点鼻薬(血管収縮剤;日本の航空会社であれば機内に常備されていることがあります)を噴霧します。噴霧して10分程してから再度、バルサルバ法を繰返します。
 この方法でも効果がなく、耳の痛みが緩和されない場合、機内では鎮痛剤の服用しか方法はありませんが、我慢できるのであれば、到着まで待って下さい。地上に着いても治らない場合は、速やかに耳鼻科を受診しましょう。

(太字は引用者)

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ホテルのフロントの人、どうもありがとう!!