俺がVIM-LaTeXについて書くしかない(2) インストール

今回はインストールの仕方について。Windowsへのインストールを基本に記述するが、Unix系その他へのインストールも同様に行えるはず。

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目次

Windows XP SP3 へのインストール

  • パッケージを解凍して、中身*1を$HOME/vimfiles に設置*2。$HOMEの値は、vimコマンド :echo $HOME で確認できる*3
  • :helptags $HOME/vimfiles/doc でドキュメントをインストール。
  • VIM-LaTeXを利用するファイルの拡張子を設定する。_vimrcに let g:tex_flavor='latex' と書けばよい。
    • あるいはファイルタイプ設定 $VIM/runtime/filetype.vim を直接開いて、拡張子を追加するのでもよい。
" *.tex を追加
"au BufNewFile,BufRead *.latex,*.sty,*.dtx,*.ltx,*.bbl	setf tex
au BufNewFile,BufRead *.tex,*.latex,*.sty,*.dtx,*.ltx,*.bbl	setf tex
  • $HOME/_vimrc に、次のような基本設定を記述。プログラムのパスは、各自のPC構成にあわせて適宜変更すること。
"" プラグインを使うようにする
filetype plugin on
"" おまじない
set shellslash
set grepprg=grep\ -nH\ $*
"" .texファイルのコンパイルプログラムを指定(エラーで停止しないようオプション指定)
let g:Tex_CompileRule_dvi = 'platex --interaction=nonstopmode $*'
"" .bibファイルのコンパイルプログラムを指定
let g:Tex_BibtexFlavor = 'jbibtex'
"" .dviファイルのビュープログラムを指定
let g:Tex_ViewRule_dvi = 'c:/tex/dviout/dviout.exe'
"" pdfファイル生成のための依存関係を記述。
"" 以下の設定の場合、ターゲットにpdfを指定して\llでコンパイルすると、
"" まず.dviファイルが作られ、次にそれをもとに.pdfファイルが作られる
let g:Tex_FormatDependency_pdf = 'dvi,pdf'
"" .dviファイルのコンパイルプログラムを指定
let g:Tex_CompileRule_pdf = 'dvipdfmx $*.dvi'
"" .pdfファイルのビュープログラムを指定
let g:Tex_ViewRule_pdf = 'C:\Program Files\Adobe\Reader 9.0\Reader\AcroRd32.exe'

Linuxへのインストール

基本的にはWindowsの場合と同じ。ただし、Unix系統はWindowsとはランタイムファイルの検索先ディレクトリが違うので、そこを確認すること。

具体的には、Windowsでのインストール先 $HOME/vimfilesを $HOME/.vim に変えて、同様の作業を行えばよい。

他のOSの場合も、:set runtimepath? でランタイムファイル検索先を確認して、そのディレクトリにインストールすればOKなはず。

Pythonのインストール

Vim-Latexの一部の機能は、Python2.xが必要となる。Unix系OSの場合はデフォルトでインストールされているだろうが、Windowsの場合は、自分でダウンロード・インストールする必要がある。

*1:compiler, docなどの各種ディレクトリやltagsなどのファイルがあるはずだ。

*2:ランタイムファイルの検索先ディレクトリならどこに解凍してもよい。検索先ディレクトリは、 :set runtimepath? で表示される。詳細は :help 'runtimepath' を。

*3:以下同様に、$変数の値の確認は :echo で行える。