「イメージ型就職」より「スーパースター像型就職」を

大学の就職説明会でもらった冊子を読んでいて、興味深い記事が。その記事では、「イメージ型就職」と「スーパースター像型就職」とを比較して、目指すべき就活の像を後者であるとしていた。


当該記事は、インターンシップについてのインタビュー記事。その最後のほうに、就職して「こんなはずではなかった」となってしまう「ミスマッチ」が少ない就活と多い就活との違いについて、以下のように書いてあった。

インターンシップを行う意義や目的は?

(中略)

Q もしインターンしようかと迷ってる学生にアドバイスを送るとしたら?

A プロスポーツ選手になる、学校の先生を志す、アルバイト先に就職する、これらはみなそこで働く先輩たちの生の姿を見ることで形成される「スーパースター像」が志やモチベーションの源となります。このスーパースター像型の就職は入社後のミスマッチが極めて少ないのが特徴です。プロ野球選手になって初年度の5月に「自分には合わない」といって引退する人はいません。ところがIT企業に就職する、銀行マンになる、といった場合に多い「会社概要で選ぶ」「待遇で選ぶ」といったイメージ型就職は「実際にやってみたらイメージと違った」というミスマッチをしばしば起こします。イメージ型就職は非常にリスクの高い博打なのです。したがって就職活動はできればスーパースター像型が望ましい。スーパースター像型就職の手段としてインターンシップは雄幸です。目の前にチャンスがあるならぜひ一歩踏み出すべきです。 

(後略)

[引用者注:interviewee = 株式会社ちかなり 残間靖、interviewer = 日本大学2年 佐藤玄]

株式会社就職課「学生キャリア新聞 2009年7月号(summer)」

「スーパースター像型就職」論は、梅田望夫氏の「ロールモデル」論にも通じるものがある。どちらも、自分がどのように働く(生きる)のかを具体的に想起させることを重視する、という点では共通する。

自分はまだ自身の「スーパースター像」を見出せてはいないが、こうした考え方を頭に留めておいて損はないと思った。