英語記事を翻訳してみた系って、著作権(翻訳権)ってどうなってるの?


タイトル通り。はてブ人気エントリーとかにこれ系の記事が上がってくることがたまにあるけど、見るたびに著作権がどうなっているのか気になっていた。中には記事作成者の許可をとっているものもあるのだろうけど、そうでないものは?


とりあえず、元記事の著作者が日本人で、元記事のアップロード先が日本のサーバであり、その記事を別の日本人が無断で翻訳して、日本のサーバにアップロードした、という場合*1を考える。この場合は、日本の著作権法第二十七条(著作財産権)が適用され、権利者が訴えれば権利侵害が認められると思われる。

インターネット上で日記やブログ、または個人サイトで英語などで書かれた文章を許可なく翻訳し、インターネット上にアップさせる行為、これは翻訳権の侵害になります。

翻訳権・翻案権って?-ネコでもわかる知的財産権


外国人や外国のサーバがからんできた場合は、その外国の著作権法やらベルヌ条約やらフェアユースやらがからんできて、ややこしいことになる。英語記事翻訳してみた系の記事は結構人気が高い種類のもので、これからもSBM等に現れるだろう。だから、翻訳権がらみの問題に関して、あらかじめわかりやすくまとめたサイトとかがあったら有益だろう(もうあるかもしれないが)。翻訳者にとっても、私のような疑問を抱いた人のためにも。


とりあえず、すぐ目に付いたものとしては、以下の記事があった。


無断翻訳と著作権法 - アニメキャラが行列を作る法律相談所withアホヲタ元法学部生の日常

*1:あまりなさそうな事例だが。