C on Unix の基本を知る: 青木峰郎「ふつうのLinuxプログラミング」

ブログに書くネタがないときは、昔の読書メモを引っ張り出すしかない。

Unix/Linuxの構造を学びながら、Cによるシステムプログラミングを習得することを目指した本。

ファイルシステム、プロセス、ストリームをLinuxの三大重要概念とし、それらを詳しく解説すると共にそれらを扱う関数を解説し、それらを用いたプログラムを作成する、という流れになっている。最終的には、それまでの学習の総まとめとして、ごく簡単なWebサーバプログラムをつくる(つくれるようになる)。

Cの入門書を読んだばかりの初心者にはステップアップにもってこいだし、またプログラミングの学習以上に、Unix系OSの仕組みをしっかり学ぶことが出来るのが素晴らしい。参考文献も充実していて、まさに至れり尽くせりの本といえる。