研究発表で気をつけること(本番直前編): ロバート・R・H・アンホルト「理系のための口頭発表術」
去る3月6日に研究発表を行った。その際、発表の仕方の勉強のために、以下の本を読んだ。
理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則 (ブルーバックス)
- 作者: R.H.R.アンホルト,鈴木炎,I.S.リー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
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プレゼン用のスライドを作った後に読んだので、発表のやり方や心構えの部分を重点的に読み、自分にとって重要な部分を抜き出し、それを直前まで何度も見返して、発表に臨んだ。とりあえず、本書のおかげで、発表の仕方自体は最低ラインは超したと思う。
ということで、次回以降の発表のために、本からのメモを以下にメモしておく。
研究発表で気をつけること(本番直前編)
- 正装(ネクタイ)をする。
- 割り当て時間の8割で発表を終わらせる。
- 絶対に時間オーバーしない。
- 言葉遣いを正確にする(専門用語や言い回しなど)。
- 「証明された」と「示唆される」ではまったく違う。
- 証拠と推測を区別する。
- 聴衆に体を向け、目を合わせて話す。
- 指し棒(レーザーポインタ)を持つ手に注意して、体がスクリーンの方に向かないようにする。
- ゆっくり話す。
- 話しかたが単調にならないようにする。
- 声の大きさを変える。
- 間を入れる。
- 繰り返す。
- 身振り手振りを挟む。
- 発話の最後に強調すべき語をおく。
- 質問されたら、
- まず「それは重要な質問です」などと言う。
- 問いを復唱する(自分なりに言い直す)。
- 質問が分からない場合、
- 「わかりません」と言う。
- 問いをもっと明瞭にしてもらう。
- 「興味深い質問です。考えたことがなかったので、じっくり考える必要があります」などと返す。